春から受験対策は始まる

公立中学校の場合、学習指導要領に合わせて学校の授業は進みます。
よって、社会を例にとってみれば、春から、2年生の残り(歴史・地理)を開始。
夏頃、もしくは夏休み明け頃から公民が始まります。
でもちょっと待ってください。
地理や歴史が1年で終わらなかったのにどうして公民が夏から開始して終わるのでしょうか。
伝えたいことはわかりますね?
学校のスピードに合わせて勉強していると、”受験対策”ができる時間なんて数日になってしまうんです。
つまり、春から受験対策を始めないと間に合いません。

harukarataisaku

受験対策って何をすれば?

piramiddo20151028

シンプルに考えてください。
入試へ向けてやるべきことはたくさんあります。
それらを何でもかんでもやるのではなく、順序立てて計画的に進めるのです。
勉強もスポーツも基礎基本がなければできません。
中にはボールの投げ方を教わらなくてもできちゃう人っています。
中には野球部やテニス部なのに、陸上部よりも好成績を出してしまう人もいます。
でもね、そういう人って中学時代は良いけど、本格的なトレーニングが始まる高校になると一気に減速しちゃうものなんですよ。高校ってほぼ大人の体つきになるでしょ?筋肉もそれなりになります。
中学3年生と高校3年生、肩を並べることってなかなか難しいことなんです。

無理とは言いませんが、ほぼ”無理”なのです。
そして、その方法が100人中100人に適応できるものかと問われればNoと答えます。
だからこそ、順当な方法を選択すべきなのです。

基礎・基本とは?

基礎力とは、問題を解くために最低限の知識を指します。
国語・・・漢字の読み書き、文法(自立語・付属語・用言・体言・品詞の分類など)
数学・・・各公式、図形の性質、証明の進め方、計算を正確に行うための工夫(スピードはその後で良い)
英語・・・単語力・連語表現・会話表現・文法力
社会と理科・・・用語の読みを正確にできる&書ける、用語の意味を関連する用語を使って説明できる、各公式

基本とは、各問題集や教科書の≪例題≫や≪A問題≫と呼ばれる一般的に「基本題」を指します。
公式を使って解く問題であれば、基本的には計算ミスがなければすぐに答えられてしまうような問題です。
それらを無差別に集めた問題として「一問一答」(前後の問題に関係なく、一問に対して1つの答えを出せば良い問題のこと。)があります。
基本の力をつけることで、入試問題の大問1(通称、問1-といち)に強くなります。
また、各大問の(1)~(2)の基本から標準の間の力を試される問題に強くなります。

標準・応用とは?

基礎力と基本を身につければ、それらを利用する問題→標準レベルの問題が解けるようになります。
全て解けるわけではありません。
基礎力と基本の利用になるので、新しく知る解き方や、公式を変形して解いたほうが簡単だ!というものに出会える問題レベルでもあります。
つまり、標準レベル以降に関しては、正答であっても解説をじっくり見て、自分の解き方と解法とではどちらがスムーズなのか検討する必要があります。
もちろん、それが入試本番で生かすことができれば、最大の武器=時間が手に入ります。

入試対策

基本的には”過去問”を徹底することです。

saikuru20151028

ただしここで注意すべきことは、過去問を解いて終わり!にならないことです。
上図にあるように、過去問をやる意味を考えます。

①時間配分を身につける
 入試では緊張します。するとアッという間に時間が過ぎます。思っていた通りの時間配分で進まないことがあります。なので、普段から時間制限を決めながら、大問1は15分間、大問2は10分間など配分を身につけていきたいです。

②大問1ではやはり基本問題がメインだということに気付く
 確実に点数を取るには大問1の正答率を上げることです。そのためには、安定して過去問の大問1を得点することです。

③自己分析・自分の弱点をあぶりだす
 これが一番の目的です。点数は後回しです。なぜなら同じ問題は二度と出ませんし、点数が何の意味も持たないからです。
 答え合わせ後に、テーマを見つけてください。自分がどこの単元が弱いのか、どこを克服しなければならないのか。
 学校配布のワークの表紙裏には単元名が並びます。弱点は基礎基本から見直しましょう。何か誤って覚えていることがあるかもしれないからです。

過去問はいつから始めれば?

kakomon20151028

ピラミッドの「標準・応用」がクリアできれば入試問題(過去問)で手が止まるのは1問あるいは2問程度です。
しかし、その土台を無視して入試問題を始めれば、先ほどのサイクルでとんでもなく多くの時間を「演習・復習」にかけることになります。

過去問は「標準・応用」を終えてからにしましょう。

開始時期としては本番2か月前がベストです。
そして、各教科10回~20回程度挑戦したいです。

「高校入試 過去問 ●●」・・・●●には各都道府県を入れると良いでしょう。
「高校入試 過去問 ◇◇ ●●」・・・◇◇には教科名を入れても良いでしょう。

購入する場合は、【レビュー】を必ず参考にしてください。
特に、解説に関して読みやすいかどうか、理解しやすいかどうかです。

現中学3年生であれば既に入試に向けて動き出している生徒さんもいるでしょう。
目標校に入れるように最大限の努力をしてください。
この努力は大学入試や就職活動に必ず役立ちます。